小嶋農産はお米の味、品質で日本一を目指します。

その理由は

お米で日本一!という目標を追いかける強い原動力になっていることがあります。 それは、36年前の妻の大病、そして、皆さんに伝えたいメッセージがある、からです。

江戸時代から続く小嶋農産は、戦後から農薬・化学肥料栽培に移行していきました。 そして今では一般的には当たり前の栽培方法となっています。 小嶋農産は、私の妻の大病をきっかけに、無農薬栽培の必要性を強く感じました。試行錯誤を繰り返しながら薬のかかっていない玄米を妻に食べてもらいたい一心で農薬を使用しないお米づくりをはじめたのです。

1年・2年と玄米を食べてもらいながら共に闘病生活をし10年過つ頃には元気な妻の笑顔を見ることができたのです! 込み上げる感謝とともに、その時私は強い確信を得ました。

「これだ!安全でおいしいお米をより多くの人に食べてもらいたい。みんなの笑顔を!みんなの元気を守るんだ!」

そのときから「安全でおいしい」が小嶋農産のテーマになったのです。当農園発祥の江戸時代天保11年の初心・原点に戻れた気がしました。


無農薬栽培のお米で「日本一」を目標に決めたのは、もう一つの理由が大きく関係します。それは、みなさんにある「メッセージ」を伝えたいからです。



― 今は逆境かもしれない。でも、きっと乗り越えられる。―

お米づくりで、代々受け継がれてきたひらぶきの土地は昔から大変評判の良いお米がとれるのですが、実は、なんとお米づくりに適さないと言われる土地なのです。 田んぼは保水力のある粘り気がある土であるほどいいお米がとれますが、ひらぶきの田んぼは砂質土と呼ばれ、水はけが良いのです。 つまり、土に粘り気がない、ということです。
稲にとって明らかに過酷な環境にもかかわらず、毎年甘くて香りの良いお米が育つ奇跡の田んぼのお米がひらぶき米です。 逆境に負けず、稲は深く深く根をはり、土の養分や水分が豊富な層から力強く吸収し、台風にも負けない稲穂へと成長するのです。 ひらぶき米は、全国米・食味コンクールの準グランプリまでは受賞しました。

次はグランプリつまり金賞が目標です。
みなさんに証明してみせます。
逆境の中からでも、日本一に輝くことができる。

逆境にさえも感謝できる日がきっと来る。

きっと良くなる!

今辛くても笑顔になれる日がきっと来る!

逆境は天からのプレゼントなんだ。

そんなメッセージが伝わるようなお米づくりに精進していきます。
一度、このお米を噛みしめていただければ伝わると思っています。
ひらぶき米を通じて皆様に多くの笑顔が咲くことを願っています。
妻と私とひらぶきの田んぼからのメッセージを最後までお読みいただき、 ありがとうございます。                 

    5代目ひらぶき米 生産責任者 小嶋卓敏
                 2011.6.11